こんにちは!
今日は症例報告です^ ^
30代女性、
少し運動をした翌日、右のお尻に痺れが生じた。
お尻のマッサージやももうらのストレッチなどしても改善せず、しだいに股関節の前側にも痺れが現れだした。
じっと座ってても気になるし、立って前屈してもお尻の痺れが気になる。
との事でした。
まず痺れの治療に関しては、
〈どこに痺れの原因があるのか?〉を探っていく事が非常に重要になってきます。
体をどの方向に倒すと痺れが酷くなるのか?
つまりこれは、腰椎の動きと痺れの出方を調べる事によって、
〈神経が圧迫されて出ている痺れ〉なのか
〈神経が引き伸ばされて出ている痺れ〉なのかを調べる事ができます。
また、どのエリアに痺れが出ているか、を調べる事で
〈どの神経が障害されているのか?〉を調べる事ができます。
この方は、〈上臀皮神経〉と〈大腿神経〉を〈圧迫ストレスにより障害されている〉可能性が高い、と言う事が分かりました。
痺れがお尻に出ているからと言って、坐骨神経痛とは限らないのです。
その情報を頼りに、様々な所を治療していきましたが、
最終的に改善した治療ポイントはココです。

この場所は、【椎間関節】と呼ばれる、背骨の両脇にある関節です。
そう、背骨はメインの太い関節と、両脇の小さい関節の3点で、脊柱を安定させ、動きを支えているのです。
この椎間関節は、物理的な刺激やストレスが掛かる事によって、関節周辺で炎症が生じ、すぐ近くを通っている神経にも炎症や興奮が起こる事があります。

今回は恐らく、急な運動をした際の刺激が、椎間関節部に炎症を起こし、それが近くの神経根で炎症・興奮を起こさせたのだと思われます。
なので、椎間関節の動きを促す施術をして、(ちょっと特殊な施術なので今回は自分で行えるケアの紹介は無しです)
痛み・痺れがかなり減少しました。
その後数日経つと、神経の興奮も落ち着き痺れや痛みも良くなったそうです。
今回の症状の元々の原因は、普段の立ち方、スウェイバックと呼ばれるお腹を前に出す様な立ち方にあると思われます。

この立ち方をしていると、腰椎に普段から負担が強く掛かり、関節の動きがあまり出なくなってしまうので、
いざ急激に動かした際に炎症が起きてしまったのだと思われます。
なので、根本的な改善や再発予防、他の症状の予防としては、この特徴的な姿勢を変えていく必要がありますね。
いかがだったでしょうか?
今回の内容は少し難しい物でしたが、
『神経痛や痺れであっても、改善するんだ』
と言うことと、
『神経痛の原因はたくさんあるんだな』
と言う事を知って頂けたら幸いです^ ^
痺れでお悩みの方は、
是非一度、ProStyleにお電話を^ ^