こんにちは!
久しぶりの更新になってしまいました…
今日は、症例報告をさせて頂きます^ ^
50代、女性、主訴:腰痛
夏にハードな仕事をした所、
昨年10月に早朝立ち上がろうとした際にぎっくり腰を発症。前屈みが出来なくなった。
実は3年連続で同じ所にぎっくり腰を発症している。
4年前には腰のヘルニアをやっており、現在は消失。
一部椎間板が潰れている。
昨年は酷く、ブロック注射に1週間くらい通い、今年に入ると、トイレで座ったまま左側にあるトイレットペーパーを右手で取ろうとしただけで「グキっ」となる状態が続いた。
今も恐怖で屈めない、と言う事でした。
他にも、
以前左膝内側の靭帯を伸ばした事がある。
左もも裏や、左肩甲骨内側が寝起きによくツル。
との事です。
まず画像をご覧下さい。

2回目来院時には、トイレットペーパーでの「グキっ」はなくなった、との事でしたが、まだ少し腰の一部分を押した時に強い痛みが出たり、寝っ転がる時に痛みが出たりはしていました。
しかし2回目治療後には、押した時の腰の痛みも、寝っ転がる時の腰痛もほとんど消失しました。
この患者さんの、どこに大きな原因があったのか?
それは

〈内転筋〉です。この内ももの筋肉がガチガチになり過ぎていたのです。
この筋肉は、

骨盤の、〈恥骨〉と呼ばれる部分に付着しており、あまりに硬くなり、伸び縮みしなくなると、
骨盤の動きを著しく邪魔してしまい、動いた時の腰の負担を増やしてしまい、腰痛に繋がります。
(本来腰と一緒に動いてくれる骨盤が止まってしまうので、腰が動かなければいけない範囲が広くなってしまう)
後はもう一ヶ所、関わりの強い原因をリリースしていき、
痛み自体はほとんど改善しました。
しかし問題は、
なぜそんなところ(内転筋)が、異常なまでに硬くなってしまったのか?放っておいて繰り返さないのか?と言う所にあります。
その“なぜ?”の答えは、この方の立ち方、姿勢にありました。

いわゆる巻肩の〈スウェイバック〉で、〈骨盤が右へ捻れている〉のです。
(スウェイバックについてはこちら)
その立ち方で体を支える為に、通常ではさほど強く負担が掛からない内転筋に、常に負担がかかり過ぎていたのです。
つまり、その立ち方、歩き方、使い方
を続けている限り、また痛くなってしまう可能性が高いので(この方はぎっくり腰を繰り返していましたし)
それを予防する為、本当の根本治療の為に
施術、エクササイズ、指導を行っていきます。
いかがだったでしょうか?
少し難しい部分は割愛させて頂きましたが、
【繰り返しているぎっくり腰】も【慢性腰痛】も
【本当の原因】を見付け、アプローチする事で改善していきます。
病院の、腰痛の治療で行う注射や、処方されるお薬はほとんどが痛み止めであり、その問題解決(原因の解決)には繋がらない事がほとんどのようです。(手術が必要な場合の、手術などはまた別だと思いますが)
また、今回の患者さんのように、
【腰のヘルニア】があったり、【腰骨に隙間が無い】と言われていても、〈痛みは改善する〉事が多いです。
もし腰痛や、繰り返すぎっくり腰でお悩みの方は
是非一度、ProStyleにお電話下さい^ ^