こんにちは!
今日も症例報告をしていきます^ ^
40代、女性
主訴:腰痛
前に屈むと痛む。
寝返りや、くしゃみの時にも痛む。
立ち上がる時に時々痛む。
以前から腰は時々痛かったが、
仕事の部署が、体力的にキツい所に変わった一年半ほど前から悪化。
3人目の産後、ぎっくり腰になった事もあった。
他には、
太ももの裏側に疲れを感じる。
との事でした。
まずこちらの画像をご覧下さい。

屈んでいくと現れていた痛みが
ほとんど気にならないレベルになりました^ ^
ズバリ、痛みの直接の原因は、

【内腹斜筋】と【外腹斜筋】の硬さ・筋癒着でした。
この筋肉はどちらも、
体を捻ったり(回旋)、横に倒したり(側屈)、前に倒したり(前屈)、
様々な動作に働きます。

仮に、この筋肉がガチガチに硬くなり、周辺の筋肉と癒着を起こしてしまったなら、
どんな動きをする時にもツッパってしまい、
どんな動きをする時にも腰に負担を掛けてしまうようになります。
さらに、腰の筋肉をより強く・より安定させる【胸腰筋膜】と呼ばれる筋膜の繋がりがあるのですが

その浅い層で〈外腹斜筋〉が、
深い層で〈内腹斜筋〉が〈腰の筋肉〉と連結しているので、
内・外腹斜筋の機能不全は腰の安定感を欠く事に繋がります。
では、なぜそんな事になってしまったのか?
を、考えて行く事が、再発予防に繋がります。
まずこの方は、右側の腰が特に〈反りが強く〉、
右の腹斜筋の緊張が、腰の反りを抑え込んでくれていた可能性があります。

さらに、それとも繋がるのですが、
産後ぎっくり腰になった事がある、と仰っていた事も踏まえると、
お腹のインナーマッスルである〈腹横筋〉が弱っている可能性が高いです。

女性は、妊娠によりお腹が大きくなるので、その際に、
お腹の筋肉は引き伸ばされる形になります。
そして産後そのままでいると、
その引き伸ばされた〈腹横筋〉が十分に機能を回復させる事なく、私生活に戻って行く事になります。
そんな衰えたインナーマッスル(腹横筋)をカバーする形で、
アウターマッスル(外腹斜筋)が代償的に働き過ぎたりするのです。
この右腰の反りの強さにアプローチしていったり、
インナーマッスルを適切に鍛えて行く事で、
今までと同じ負担の掛かり方を改善していけるのではないかな、と思います。
いかがだったでしょうか?
産後、衰えやすい大切な筋肉はいくつかあり、
それらを全く鍛え直さず仕事に復帰して、
「以前よりも体が調子が悪い…」と感じている方は意外と多いように思います。
それがそのままいくと、本来負担が掛からない所に負担が掛かりすぎてしまい、痛みのきっかけになる事もあります。
原因がよく分からない、慢性的な腰痛にお悩みの方は
是非一度、ProStyleにお電話を^ ^