⚪︎姿勢の悪さ、身体の使い方が不調の原因?
我々が考える【良い姿勢】とは、どんな姿勢なのか?
一言で言えば、
『全身どこにも無理な力が入っていない、動きやすい姿勢』の事です。
決して、
『見た目が、真っ直ぐで綺麗な姿勢』の事ではないのです。
重心が前後左右のバランスが取れていて、
身体中の各関節の動きが十分に確保されていて、
尚且つ、無駄な力は一切抜けている状態、
そんな姿勢が理想的です。
重心が前に寄れば、脚の後側は硬くなって身体が前に倒れないように支えますし、
関節の動きが悪くなれば、比較的動きが良い関節に負担が偏ってしまって痛み出したり、
背中が丸くなれば、それをうしろに引き上げる為に、首から腰に掛けて筋肉は常に緊張してしまうし、
悪い姿勢に対応していった結果、身体に異変が現れるのです。
いつも、肩が凝って、揉んでも揉んでもすぐに戻ってしまっていませんか?
いつも腰が痛くて、ただ立っているだけ、座っているだけでも辛くないですか?
いつもなぜか、脚が張ってカチカチじゃないですか?
こんな不調が思い当たる方は、〈良い姿勢が作れなくなっている〉かも知れません。
⚪︎姿勢の悪さって自分ではなかなか気付けない物
首や肩が凝ってしまう人に多い、猫背やストレートネックの人の画像です。

こちらの画像の左側、一見姿勢が良く見えるのですが、右側を見ると分かりますよね。
背中が丸く、顔が前に出ているのに、
骨盤や下腹部を前に出す事で、〈上の方の姿勢を良く見せている〉のです。
このように、人は無意識の内に『悪い姿勢を、良く見えるように誤魔化している』のです。
そして、「自分は姿勢が良い」と思っていても、
自分では気付けていない姿勢の異変がある事も多く、それが不調に繋がっている事も多いのです。
⚪︎背中が丸いなら、背筋を伸ばせば良い?半分正解で半分不正解|安易な改善法は危険な面も
先程の写真のように背中が丸くなっている人は、
「じゃあ背筋を伸ばしていれば良いですか?」
となるワケですが、半分正解で半分不正解です…
ただ、背中の上の部分が弱くなっているだけ、
ただ、顔が少し前に出ているだけ、
の人なら改善出来ちゃうかも知れません。
しかし上の例で言うと、
この人の場合、背中が丸くなっているのと同時に骨盤が前に出てしまっているのです。
これはスウェイバックと呼ばれる不良姿勢の特徴なのですが、
このクセがついてしまうと、いくら背中だけ伸ばしても、骨盤の位置は簡単には戻りません。
それどころか、背筋だけ伸ばすと身体が反り返ったようになってしまいます。
なので結局、全身のバランスを取る為に背中を丸くして立つ事に落ち着くのです。
こんな姿勢の人は、いくら背筋を伸ばしてもその姿勢はキープできず、
むしろ、かなり無理な力を入れ続けないといけない為、背中や腰を痛くする原因にしかなりません。
身体は、悪い姿勢なりにもバランスを取っているので、
全体のバランスや異変を改善していく必要があるのです。
⚪︎無理のない姿勢改善には、シッカリとした分析と的確な施術・トレーニングが必要
見た目を頼りに背筋を無理に伸ばすのは危険な面がある、と言う事はお話ししました。
ではどうしていくべきなのか?姿勢が悪いとはどう言う状態なのか?
姿勢が悪い状態とは、簡単に言うと
〈弱った筋肉と使い過ぎの筋肉が両方混在している状態〉です。
上で紹介したスウェイバック姿勢を例にするならば、
・首をうしろに引く筋肉
・腰を反らすインナーマッスル
・太ももの前側の筋肉
などが筋力低下をしていて
・胸筋
・腹筋
・太ももの後側の筋肉
などが硬く縮んだ状態である事が多いです。
それら弱くなっている筋肉は、
的確なトレーニングを指導・行っていく事で徐々に強く、使えるようになっていきますし、
硬く縮んだ筋肉は、手技やストレッチ、
場合によっては〈関連する筋肉を敢えて鍛える〉事で緩めていく事が出来ます。
それらの合わせ技で、姿勢は徐々に改善する事が出来るのです。
(セルフケアも欠かせません)
⚪︎最後に
姿勢や歩き方、身体の使い方が原因で生じている不調は実に多いです。
特に、改善と悪化を繰り返している症状に関しては、ほぼほぼ関わっていると言っていいでしょう。
他の医療機関や整体院で、
「姿勢の悪さが原因ですね」と言われても、
〈じゃあどうしてったらいいか?〉まで具体的に教えてくれる所は中々ありません。
我々ProStyleは、そんな姿勢についても日夜勉強しており、皆さんのお力になれると思います。
繰り返す症状にこそ、原因はあります。一緒に改善していきましょう^ ^